知ればもっと楽しい!「桜島のオキテ」
桜島をはじめ、鹿児島の住民たちは、密かにこのオキテを守って暮らしています!
鹿児島をはじめて訪れる人も、リピーターの人も「桜島・錦江湾ジオパーク」を安心して楽しんでいただくために、知ればもっと楽しくなる桜島のオキテをご紹介します!
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【その一】噴火しても、大あわてで逃げないこと。
現在、桜島は日常的に噴火をしていますが、特に問題なく観光することができます。年数百回の噴火があっても、桜島の麓で住民が普通に暮らしていることを見ても分かりますね。
桜島は火口から2km以内が立入禁止区域となっていますが、観光施設等は全て火口から2.5km以上離れているので、安心して観光することができます。
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【その二】火山灰に当たっても、ビックリしないこと。
火山灰は2mm以下の微粒子なので、当たっても痛くありませんし、ケガもしません。ただし、コンタクトレンズの人は目に入ると痛いのでご注意ください。
これまでの調査や研究でも桜島の降灰が直接的に健康へ影響を示す結果は出ていませんので、たとえ火山灰が口に入ってもあわてずに。
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【その三】キレイ好きの人は、灰をやり過ごすこと。
火山灰が服にかかっても、鹿児島の人は、パパっと手で払って終わり!
でも、汚れることが気になる場合は、降り終わるまで屋根のあるところでひと休みを。汚れてもOKなら、特に何も対応する必要はありません。
火山灰が降る時間は、数分から10分程度、長くても数十分程度。
屋根の下や建物の中、車の中がおすすめのやり過ごしスポットです。
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【その四】車でドカ灰に遭遇したら、無理しないこと。
車の運転中に灰が降ってきたら、大雨時の対処と同じく、減速か停車して、降り終わるのを待ちましょう。ただし、火山灰が降るのは風下側の狭い範囲であることが多いので、移動した方が灰を避けられるということも。
※ドカ灰:「灰がたくさん降ること」
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【その五】灰対策にマスクをしていなくても、驚かないこと。
火山灰が降ったときに、口や鼻に入るのをできるだけ防ぎたい!と思ったら、マスクなどを装着して。ただし、地元の人は、降灰は日常茶飯事なので、火山灰対策の目的でマスクをする人はほとんどいないようです。
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【その六】大噴火があるかもと、心配し過ぎないこと。
もしも、大正噴火級の大噴火が起こるときは、早ければ数か月前から地盤の変動や地震の頻発などの前兆現象があり、地震のように突然起こることはありません。大正噴火でも、井戸水の水位の低下や、体に感じる地震などの前兆現象がありました。
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【その七】どうしても心配なら、気象庁で調べること
もしも、桜島で避難が必要な大噴火が予想される場合などは、気象庁が噴火警戒レベル4(避難準備)やレベル5(避難)を発表します。桜島の状況が知りたいときには、気象庁にお問い合わせいただくか、ホームページをご確認ください。
※気象庁ホームページ[外部サイト]