トピックス
アジア太平洋ジオパークオンラインミーティングに参加しました!(2022/7/26)
2022年7月26日(火)、アジア太平洋ジオパークオンラインミーティングに参加しました。
2か月に一度開かれるこのミーティングにはアジア太平洋地域のジオパークが参加し、情報を共有・交換する貴重な機会となっています。
今回のミーティングは、8月9日の「世界の先住民の国際デー」に先んじて開かれ、ジオパーク活動をしていく中での先住民や地元住民との関わりについて、情報を共有し合いました。
やはり、どのジオパークにおいても、ジオパーク活動には地元住民の理解と協力が不可欠とのことでした。桜島・錦江湾ジオパークからは、地元住民の代表として桜島ミュージアムの園田もえさんに登場してもらいました。
園田さんは、海外に出たことで、改めて感じた故郷の豊かさや魅力について、力強い英語で発表していました。
今後とも、若い世代にとっても魅力あるジオパーク活動を目指し、より多くの世代の方に桜島・錦江湾ジオパークについて理解を深めていただけるよう活動して参ります。
【左: 参加者の様子、右: 口頭発表の後、質問に答える園田さん】
アジア太平洋ジオパークオンラインミーティングに出席しました!(2022/5/19)
2020年7月以降、桜島・錦江湾ジオパークは『アジア太平洋ジオパークネットワーク オンラインミーティング』に毎回出席しています。
約2か月に1回開催されるこのミーティングには、アジア太平洋地域を中心とした世界中のジオパークが20地域程度参加し、コロナ禍のジオパーク活動、課題や成果などについて情報交換を行っています。
今回のオンラインミーティングは、「国際博物館の日(5月18日)」に合わせたテーマで、各ジオパークが地域内の博物館やビジターセンターについて発表を行いました。
地域の文化や生活に焦点を当てた『ストーリールーム』(香港ユネスコ世界ジオパーク)や、地球上の「音」をテーマにした博物館『EXPLORASOUND』(ベトナムDak Nongユネスコ世界ジオパーク)など、各地域から特色ある施設の紹介がありました。
桜島・錦江湾ジオパークは、拠点施設の一つである「桜島ビジターセンター」から参加し、館内に展示してある「克灰袋」や「灰ステーション」をタブレットの画面に映しながら、活火山が身近にある暮らしやビジターセンターの概要などを発表しました。
これからも継続して桜島・錦江湾ジオパークの魅力や取り組みを国内外に発信していきます。
池田学園とラッパヤルヴィ高校のオンライン交流にオブザーバー参加しました!(2022年5月23日)
2022年5月23日(月)、鹿児島市の学校法人池田学園とフィンランドのラッパヤルヴィ高校(Geolukio Lappajarvi)が実施したオンライン交流に、桜島・錦江湾ジオパーク推進協議会事務局も再び参加しました。
前回と同様、生徒同士による研究成果の発表後、質疑応答が行われました。池田学園の生徒の発表は「火山ガスの分析」や「シラスの吸音性」など火山をテーマにしたものが多く、フィンランドの高校生からは「活火山がそばにあって怖くないの?」と、特に活火山に関する質問が多くあがっていました。
その後、学校生活や漫画・アニメなど身近な話題でのフリートークが行われました。やり取りはすべて英語で行われ、時には生徒同士助け合いながらコミュニケーションを取っている様子が印象的でした。
【自分たちの力でフィンランドの高校生と英語でコミュニケーション】
桜島・錦江湾ジオパークとして、今後さらなる両校の交流の一助となれるよう、両校と、またクレーターレイクジオパークとの連携を強化してまいります。
鹿児島情報高校で市政出前トークを行いました!
2022年5月13日(金)、鹿児島情報高校の1年生に市政出前トークを行いました。
テーマは『桜島・錦江湾ジオパークって何だろう?』でした。
鹿児島情報高校での市政出前トークは令和2年度から毎年行っており、いつもみなさん熱心に聞いてくれます。
SDGsやUNESCOなどをはじめとして、高校生にこそ知っていてほしい内容も盛り込んでお話ししました。
【未来を担う若者にこそしっかりと理解して欲しいSDGsの説明】
鹿児島の自然の豊かさに改めて気づいたという感想や、一見すると、厄介者の灰を逆手にとるイベントなど、鹿児島の人のポジティブな姿勢も印象に残った生徒も多かったようです。
【ジオパークは身近な自然環境をみつめるきっかけになります】
桜島・錦江湾ジオパークでは、さまざまなイベントに加え、未来あふれる学生に向けても市政出前トークを随時行っております。
白金酒造株式会社との寄附に関する覚書を締結しました(2022年4月27日)
令和4年4月27日(水曜日)に、白金酒造株式会社との寄附に関する覚書交換式を開催しました。
今回の覚書は、姶良市の白金酒造株式会社が桜島・錦江湾ジオパーク推進協議会へ売り上げの一部を寄附することにより、桜島・錦江湾ジオパークの活動推進を支援することを目的としています。
白金酒造株式会社が国分グループ本社へ出荷する薩摩焼酎「薩摩白金」が対象であり、1本につき10円が当ジオパーク協議会に寄附されます。
寄附金はジオパーク活動を通したSDGsの実現に向けた取り組みに充てるものとします。
また、覚書交換式に続き開催した「令和4年度第1回桜島・錦江湾ジオパーク推進協議会」では、令和3年度決算と事業報告、令和4年度予算と事業計画を含む6議案が承認されました。
桜島・錦江湾ジオパーク看板を姶良市、垂水市に設置しました!🎉
桜島・錦江湾ジオパークの3市(鹿児島市・姶良市・垂水市)のキャラクターを紹介します!
桜島・錦江湾ジオパークは昨年、エリア拡大認定を受け、
鹿児島市・垂水市・姶良市の3市にまたがるジオパークとなりました。
そこで生まれたのが各市のキャラクター!
それぞれの市の特徴をとらえたものになっています。
すでに目にされた方も多いはず♪
これから先ずっと皆様に愛されるキャラクターとなりますように!
【鹿児島市】
愛称:タロック
巨大噴火でできた3つのカルデラの恵み・溶結凝灰岩。
この石を上手に使って鹿児島市の石の文化が発展。
世界文化遺産にも使われているよ!
【姶良市】
愛称:モマール
姶良市は、住吉池・米丸マールの爆裂火口、龍門滝、
重富海岸の干潟など、多彩な地質・地形の宝庫!
姶良カルデラ、錦江湾の名前に縁が深い地だよ。
【垂水市】
愛称:ルミティ
地形・地質で遊ぶならアクティビティ充実の垂水市!
花崗岩の巨岩に囲まれて猿ヶ城渓谷キャニオニング、
雄大な錦江湾でSUPやカヌーも楽しみつくそう。
今後とも、3市のキャラクターとともに、
桜島・錦江湾ジオパークをよろしくお願いいたします!
桜島・錦江湾ジオパークPR看板が設置されました!🌋
池田学園とラッパヤルヴィ高校のオンライン交流に出席しました!(2022年3月22日)
2022年3月22日(火)、鹿児島市の学校法人池田学園とフィンランドのラッパヤルヴィ高校(Geolukio Lappajarvi)が実施したオンライン交流に、桜島・錦江湾ジオパーク推進協議会事務局も出席しました。
池田学園は”スーパーサイエンスハイスクール(SSH)”として、先進的な理数教育や国際性を育むための取り組みを実施しています。また、ラッパヤルヴィ高校は”ジオパーク高校”として、フィンランドのクレーターレイクジオパーク(Kraatterijarvi Geopark)にて地球科学教育を行っています。
今回のオンライン交流では、池田高校が「火山ガスの研究」と「江戸時代の古文書を利用した天気の研究」について、ラッパヤルヴィ高校が「学校の取り組み」や「クレーターレイクの特徴」について交互に英語で発表し、その後質疑応答やフリートークが行われました。
桜島・錦江湾ジオパークとして、今後さらなる両校の交流の一助となれるよう、両校と、またクレーターレイクジオパークとの連携を強化してまいります。
散花平探検登山に参加しました
散花平探検登山に参加しました。
場所は、早崎・散花平(咲花平)。
桜島の眺望が素晴らしいルートです。
桜島を東側に行くと、自動車でそのまま大隅半島に至ります。
桜島と大隅半島の境は、瀬戸(せと)と呼ばれ、
1914年(大正時代)に溶岩によって閉ざされた海峡がありました。
この瀬戸海峡の大隅半島側は、
江戸時代より前には要塞が築かれたほどの断崖絶壁となっています。
地元の人は、この絶壁を
“さっかびら”と呼び、
“咲花平”または“散花平”と書きます。「咲く花びら」と「散る花びら」で、
全く逆の意味合いの地名ですが、
その名前の由来を聞くと納得がいき、
見える景色も違ったものに映るでしょう。
詳しくは「早崎・咲花平」→
https://matsureki.com/bunka1/
そんな『さっかびら』までの登山ルートを開拓できないかと、
鹿屋の作家さんで郷原茂樹さんを中心に、
「散花平探検登山」を実施するとの情報があり、調査に同行しました。
鬱蒼とした森林を抜けると、頂に達します。
散花平の頂からは視界が通り、
今まで見ることの出来なかった新たな桜島を発見することができます。
雄大な桜島を写真に収めました。
正面には 大正溶岩 が一面に広がる様子。
溶岩皺 に張り付いた松の分布。
ぽっこりと口を広げた タフリング (鍋山)も綺麗に見ることができます。
今までは空撮でしか見られなかったような桜島がそこにありました。
※今回の調査は、地主の方より許可を頂いて実施したものです。
個人の土地となりますので、一般の方の立ち入りはできません。