トピックス
『アジア太平洋ジオパークオンラインミーティング』に参加しました!(2023/02/16)
2023年2月16日(木)、アジア太平洋ジオパークオンラインミーティングに参加しました。
2か月に一度開かれるこのミーティングでは、アジア太平洋地域のユネスコ世界ジオパークをはじめとして、各国内のジオパークが参加し、お互いに情報を共有・交換しています。
今回のオンラインミーティングでは、“オーバーツーリズムへの対処法”をテーマに、意見を出し合いました。
香港ユネスコ世界ジオパークでは、解決策として、あまり知られていないジオサイトでのアートフェスティバルの開催や、ジオパーク内での周遊性を高めることを目的としたスタンプラリーを開催することで、オーバーツーリズムの緩和を図っているとのことでした。
桜島・錦江湾ジオパークは、オーバーツーリズムの例として、「桜島」溶岩なぎさ公園足湯におけるマナーについて共有しました。
その他の地域でも、オーバーツーリズムへの対処法として、単に観光客が多いことが問題ではなく、観光客のマナー改善により、問題が解決する場合もあると感じているようでした。
引き続き、桜島・錦江湾ジオパークの魅力について国内外に発信するとともに、ジオパーク活動を通して、私たちの地域がより良いものとなるよう貢献して参ります。
【1枚目:参加者全体の様子、2枚目:少人数ディスカッションの様子】
桜島フェリーに桜島・錦江湾ジオパークPR看板を設置しました!
ホームページリニューアルのお知らせ
ホームページリニューアルのお知らせ
現在、桜島・錦江湾ジオパークのホームページを大幅リニューアルしています。
各種ダウンロード・関連施設リンク情報のリニューアル
リニューアルの第1弾として、
をリニューアルしました。
各種ダウンロード・関連施設リンク情報のリニューアル
リニューアルの第2弾として、
桜島地域や鹿児島市街地だけではなく、姶良市地域や垂水市地域のエリア情報も新たに追加しました。
新しくなった桜島・錦江湾ジオパークのホームページを、今後ともよろしくお願いします。
次回リニューアルの予定
次回(第3弾)リニューアルは、
体験プログラムを更新予定です!
お楽しみに!!
第53回桜島火山爆発総合防災訓練にてブース出展しました!
令和5年1月7日(土)、第53回桜島火山爆発総合防災訓練が行われました。この防災訓練は、大正噴火が起こった1月12日前後に毎年行われているものです。
桜島・錦江湾ジオパーク推進協議会は、甲東中学校会場の学び・体験ゾーンでブース出展し、炭酸飲料を使用した火山噴火実験を行いました。
このブースでは、現在の桜島の状況や噴火が起こると何が起こるのか、どのような危険があるかなどを説明しました。その後、火山噴火実験を行い、噴火メカニズムと火山噴出物について解説しました。
中学生から大学生も参加してくれましたが、皆熱心に話を聞いてくれました。
また、参加者との会話から改めて学ぶことも多くありました。
今回の防災訓練は、防災についての情報をお互いに共有し合うとても良い機会になりました。
桜島・錦江湾ジオパークでは、さまざまな方法で防災について知識を深め、防災意識の向上を目指しています。
鹿児島県立短期大学で講義を行いました!(2023/1/10)
2023年1月10日(火曜日)、鹿児島県立短期大学の授業「鹿児島学」にて講義を行いました。
「桜島・錦江湾ジオパークって何だろう」とのテーマのもと、ジオパークの概要、桜島・錦江湾・姶良カルデラの成り立ち、桜島・錦江湾ジオパークの取り組み(観光・教育・防災、特に国際交流など)についてお話をしました。また、桜島で楽しめる景色やアクティビティ、食などの紹介もしました。
普段目にする風景の成り立ちを学ぶとこれまでと違う見方ができるようになること、自分たちの住む地域の特徴と魅力、世界中の多様なジオパークやネットワーク活動の大切さと面白さなどをお伝えできるよう、沢山の写真やクイズ、講師自身の体験談などを取り入れた内容でお話ししました。
クイズやディスカッションの時間には、グループ内で活発に意見を出し合う様子が見られました。また、代表の学生からはジオパークエリアでやってみたい新しいアクティビティのアイディアの発表もありました。
桜島・錦江湾ジオパークでは、引き続き様々な世代の地域のみなさまに、当ジオパークの取り組みや魅力をお伝えしてまいります。
スケッチコンクール表彰式を開催しました!(2022/12/3)
2022年12月3日(土)、鹿児島市役所講堂にて第8回桜島・錦江湾ジオパークスケッチコンクール表彰式を開催しました。
本スケッチコンクールの表彰式は、コロナの影響により3年ぶりの開催となり、入賞者をはじめ、多くの方々にご出席いただきました。
今年も、鹿児島市・姶良市・垂水市の小学校に通う児童を対象に実施され、2000点を超える作品が集まりました。その中から、一次審査・二次審査を経て、42点が見事入賞となりました。
表彰式では、出席した入賞者一人一人に賞状が手渡され、副賞として図書カードや桜島フェリーのプルバックカーが贈られました。入賞作品については、3市における公共施設、商業施設にて順次展示します。
いつもは何となく眺めている風景でも、じっくりと観察し、絵を描くことにより、桜島・錦江湾ジオパーク内の景色の素晴らしさや自然の豊かさを改めて感じた児童も多かったのではないでしょうか?
桜島・錦江湾ジオパークでは、子供たちに桜島・錦江湾ジオパークの魅力を知り、自分たちの住んでいる地域を再確認することで、愛着や誇りを持ってもらうことを目的としたイベントをおこなっています。
アジア太平洋ジオパークオンラインミーティングに出席しました🌍(2022/11/15)
『アジア太平洋ジオパークネットワーク オンラインミーティング』に出席しました。(2022/11/15)
約2か月に1回開催されるこのミーティングには、アジア太平洋地域を中心とした世界中のジオパークが20地域程度参加し、各地域での活動、課題、成果などについて情報交換を行っています。
今回のオンラインミーティングは、「国際防災デー(10月13日)」に合わせたテーマで、各ジオパークが地域内の災害や防災教育について発表を行いました。
災害について学べるキットを入れた防災スーツケース(ギリシャ Psiloritis ユネスコ世界ジオパーク)や、ジオパークの地質学者が防災教育に携わる様子(フィリピンBoholジオパーク)など、今回も様々な地域での取り組みについて学びました。
桜島・錦江湾ジオパークは、来月開催する桜島での防災ツアーの紹介を行いました。
これからも継続して桜島・錦江湾ジオパークの魅力や取り組みを国内外に発信していきます。
フィンランドジオパーク関係者の皆さまを当ジオパークにお迎えしました!🌍
フィンランド クレーターレイクジオパーク関係者の皆さまを桜島・錦江湾ジオパークにお迎えしました!(2022/11/10~11/14)
今回鹿児島に来られたのは、クレーターレイクジオパーク会長でありヴィンペリ市長であるサム・レイヨナンミエリ氏と、クレーターレイクジオパーク事務局長のヘイッキ・マキパー氏、そしてジオパーク高校の皆さまです。
11月11日は、桜島の湯之平展望所やビジターセンター、フェリーターミナルを視察後、鹿児島市の下鶴市長を表敬訪問されました。
11月13日には、ジオパーク高校の生徒の皆さんは、かねてより交流のある池田学園主催の国際科学コンテスト「第5回 グローバルサイエンティストアワード」に出席し、研究発表をされました。
雄大な桜島の景色や豊かな食、歴史に触れたレイヨナンミエリ市長は、「鹿児島は魅力があふれていて、観光地として大きな発展を可能性を持っている」、と繰り返しコメントされていました。
今回の交流は、桜島・錦江湾ジオパークとクレーターレイクジオパークの魅力や取り組みをより一層理解する貴重な機会となりました。
引き続き、双方のジオパークにとって実りある交流を続けてまいります。
2022(R4)年度「桜島・錦江湾ジオパーク研究助成」の採択課題が決定しました
2022(R4)年度「桜島・錦江湾ジオパーク研究助成」に応募のあった以下の研究課題について、
採択を決定しましたのでお知らせします。
No | 研究課題名 | 申請者 | 所属 |
1 | 九州南部の桜島・錦江湾地域における水生生物の遺伝構造 -火山活動は生物の遺伝構造に影響を与えたのか?- | 吉田 匠 | 信州大学 総合理工学研究科 理学専攻 |
2 | 桜島火山初期活動噴出物の分布および岩石学的性質の解明 | 西原 歩 | 産業技術総合研究所 活断層・火山研究部門 |
上記の研究課題の代表者には、
2023(R5)年3月に課題研究についての一般向けの講演会を行って頂く予定です。
フィンランド クレーターレイクジオパークとオンラインミーティングを行いました!(2022/10/31)
2022年10月31日(月)、フィンランドのクレーターレイクジオパークとオンラインミーティングを行いました。
クレーターレイクジオパークと桜島・錦江湾ジオパークは、昨年末から交流をしています。
今回のミーティングでは、互いのジオパークの概要や取り組み、今後の計画などをプレゼンし、質疑応答をしました。また、今月中旬にクレーターレイクジオパーク関係者が鹿児島を訪れる予定となっているため、事前の打ち合わせも行いました。
クレーターレイクジオパークのエリア中心にあるラッパヤルヴィ湖は、7800万年前に隕石が衝突してできたクレーターが湖となったもので、その周辺で様々な生態系や人々の暮らしが営まれています。
クレーターレイクジオパークの地質学的な見どころは、火山やカルデラを中心とした当ジオパークとは異なりますが、今回の交流を通して地質的な多様性(ジオダイバーシティ)や、その上に広がる豊かな自然、そして私たちの暮らしのユニークさを学ぶ貴重な機会となりました。