桜島の噴火はよくあること? 70年近く小さな噴火を繰り返しています。
2017.06.18
桜島と聞くと、どんなイメージを抱きますか?
「噴火」を思い浮かべる方も多いのではと思います。
イメージのとおり、桜島はとても頻繁に噴火する火山。
モクモクと噴煙があがったり、火山灰が降ってきたりすることは日常的茶飯事です。
今日は、桜島の日常的な噴火についてお伝えします。
■桜島は70年間近く小さな噴火を繰り返している!
ここ半世紀の桜島の爆発的噴火の回数をグラフにしてみました。
(爆発的噴火と噴火の違いは、こちら。)
1955年から2021年までの間、噴火しなかった年はありません。
最も回数が多かった2011年には、996回もの爆発的噴火が観測されました。
こちらのグラフを見ると、桜島は日常的に噴火していることがよくわかりますね!
桜島は、1955年から70年近く日常的に噴火をしている活発な火山。
私たち鹿児島の人々にとって、桜島が煙を上げることは珍しいことではなく、
よくあることなのです。
噴火を繰り返す火山の麓に人々が暮らしているのが桜島の特徴。風向きによって火山灰が降りますので、気になる方は風向きをご確認くださいね。(桜島・有村町より)
夜の噴火はすごい迫力。昭和火口を望む桜島の東側の地域からは、このような景色を見られることもあります。(桜島・黒神町より)
桜島・錦江湾ジオパークへお越しの際は、時々桜島を眺めてみてくださいね。
運が良ければ(?)噴煙を上げる姿を見ることができるかもしれません。
生きている火山・桜島で、生きている地球を感じてみましょう。